家を賢く売りたいなら一括査定サイトは辞めたほうがいいです

Hello World!!
杉山です。

現在の不動産の売買事情に一石を投じたいと思います。

これから、不動産を売ろうかと考えている人には有益な情報になると思うので、是非最後まで読んでいただければと思います。

私が、不動産業界に入ったのは約7年前なのですが、その頃と現在では随分と不動産の売買事情が変わっています。

7年前は、家を売りたい人はポストに投函されたチラシを見て問い合わせをするか、新聞折り込みチラシを見て問い合わせをするか、近所の不動産屋に出向いて話をするかの3通りがセオリーでした。

これが、めまぐるしく変化してきており、ネットの利用者も増え、現在では不動産を売りたいほとんどの人は「一括査定サイト」を利用して、不動産屋に問い合わせをします。

ネットが出てきたことで、不動産の売買事情もアナログからデジタルに変化してきて、効率化され嬉しい限りだったのですが。

実は、この「一括査定サイト」が曲者で。
私は、現場にいながらずっと「一括査定サイト」に違和感を覚えていました。

まあ、ぶっちゃけて言うと。
賢く、自分の大切な財産である不動産を売りたいのなら、「一括査定サイト」を使わないほうがいいと思っています。

では、なぜ「一括査定サイト」を使うと賢く不動産を売ることができないのか。

深堀していきます。

なぜ一括査定サイトはよくないのか

なぜ一括査定サイトはよくないのか

まず、大前提に一括査定サイトとは何か?を知らない人の為にご説明しますが。

「一括査定サイト」とは、自分の物件の土地面積や建物面積、築年数などを入力して「送信」ボタンを押すと、そのサイトと提携している不動産屋数社にその情報が飛び、不動産屋がこぞって査定してくれるというものです。

代表的なサイトは以下の通りです。

サイトを見てもらえるとわかりますが、いいこともいっぱい書いてあって、いかにも売る人にとったらメリット満載のようにも思えます。

では、なぜ賢く不動産を売りたいなら一括査定サイトは辞めたほうがいいのか、確信に触れていきましょう。

「査定額」はあくまでも「売れるであろう金額」です

「一括査定サイト」のような比較サイトが最近めちゃくちゃ多いのですが、その先駆けとなったのは車の一括査定サイトだと思います。

サイトの構成も似ているとおもいます。

車種や、走行距離を入力すれば、中古の車屋さん数社に情報が送信されて査定してくれますよね。

ここまでは、不動産の一括査定と同じ流れです。

しかし、もっとも違うのは車屋さんの査定額は「実際の買取額」だということ。

不動産の場合は、「市場にだしたら、このくらいで売れるであろう金額」なのです。

もちろん、買取額を査定してもらうこともできますが。
不動産の買取を選ぶかたは稀です。

よっぽど急いでいるか、さしせまってお金が欲しい人かのどちらかなので、割合で言うと全体の5%くらいでしょう。

なので、一般的に不動産の一括査定の「査定額」というのはこの金額で絶対に売れる金額ではなく、不動産の独断と偏見で導き出した価格になります。

この査定額が高いからといって、市場にだして売れるかどうかはまた別の話なのです。

車の一括査定サイトで導き出された、「査定額」は「本当にその金額で売れる金額」です。

不動産の場合は、言葉選ばずに言うと、「根拠なんてない、ただの数字」に過ぎないのです。

これに一喜一憂する売主さんの多いこと多いこと。

そして、そのことを不動産屋は知っています。

高い査定額を出すと、売主さんは喜んでくれることを知っています。

なので、査定を依頼した不動産屋はこぞって「高い査定額」を出します。

市場の価格とマッチしている必要はありません。
そこに倫理観などありません。

なぜなら、売主さんが喜んでくれるからです。

売主さんに喜んでほしい理由はなんでしょうか。

不動産屋は、自分のところで任せてほしいから。
ただそれだけです。

不動産屋の商売は、「仲介ビジネス」です。

人のものを人に売るので、無在庫なのです。

自分のところに任せてもらったら、家を管理する手間なんてたかだかしれています。

別に売れなくてもいいのです。

自分のところに任せてもらっていたら、いつか売れるでしょ?

値段が合わないと現実を目にしたら、高い査定額に喜んでいた売主さんも目を覚ましてくれるのです。

時間をかけて、市場で売れる価格に近付けていきます。

不動産屋は、維持するのにコストがかかりませんので痛くも痒くもない。

でも、売主さんからしたらどうですか?

時間だけがただいたずらに過ぎていって、大きな機会損失をしている可能性だってあるわけです。

目的は、「高い査定額」を聞いて喜ぶことではないはずです。

「家を売ること」が最大の目的のはずです。

「査定額」が自由自在な、一括査定サイトを使うのが正しいですか?

賢いですか?

私は、とても賢い選択とは思えません。

せりあがった金額では売れるわけない

一括査定サイトを使って、せりあがった金額で市場にだしても売れるわけがありません。

買う方の立場になって考えてみてください。

買う人は一生に一回の買い物なので、真剣です。

めちゃくちゃ研究もされていますし、勉強もしていますし、その家を探している期間なんて不動産屋より市場の物件を把握していることなんてよくあります。

そんな人が見てば、すぐわかります。

「この物件市場より高い。」と。

一括査定サイトを使って、金額がさりあがった物件は市場にでたときにあきらかに浮いています。

すると買う人は、「きっと頑固な人が売主さんなんだろう」とか。

「売る気がないんだな」「強気だな~」とマイナスイメージに思われてしまって、大きな機会損失をこうむります。

売主さんにまったくそんな気がなくてもです。

せりあがった金額を言われて嬉しいのはわかりますが、今一度冷静に考えてみてください。

そんな、自分だけにラッキーなことなんて起こると思いますか?

自分の物件だけ、他の似たような物件と比べて金額が高いのに、自分の物件が選ばれると思いますか?

売れるわけありません。

自分だけに奇跡が起こるなんてことは基本的にありませんから。

情報があふれていない、バブル期くらいの日本であればそんなこともありえました。

不動産屋に行かなければ、どんな家が売り出されているかがわからなかった時代です。

情報の操作で、見せ方を工夫すれば金額が高くても売れたでしょう。

でも、今は無理です。

ネットを見れば、市場に出ている物件はほとんど把握できます。

情報過多のこの時代に、自分だけに奇跡はおきません。

どうすれば、家を賢く売れるのか

どうすれば、家を賢く売れるのか

一括査定サイトがなんとなく、あまりよくないことはわかった。
でも、どうすれば家を賢く売ることができるのかというのが、次に気になる疑問だと思います。

これは、悲報なのですが。
どれが正しいとか、間違っているかはあくまでも結果論なので、正確に「これだ」というものはありません。

しかし、物事はいつもシンプルで、私は個人的には「信頼のおける地域密着の不動産屋」に頼むのが一番いいと思っています。

地域密着で信頼のおける不動産屋に頼もう

地域密着の不動産屋に直接問い合わせして、家を見てもらって実際に話をしてみるのが一番シンプルですけどいいと思います。

ここで、数社自分で連絡して比較するのはありだとおもいます。

でも、「査定額」に重きをおくのはNGです。

実際に話してみて、信頼できそうか。
言っていることに嘘はなさそうか、しっかりと見極めてください。

情報過多のこの時代に、うまく言いくるめられて、大損したなんてことはよっぽどのことがないかぎり起こりえませんので安心してください。

また、会社で選ぶのもNGです。

大手だからとか、財閥系だからとか、テレビCMをしているからとかで選ぶのも思考停止です。

目的をもう一度思い出してください。

「家を売ること」でしたよね。

不動産の営業マンは基本的にお金の為に頑張っています。

「お客様の笑顔のため」という建前はありますが、基本的にお金の為に働いています。

私もそうだったので、間違いないと思います。

その観点からすると、大手の営業マンは給料が少ないです。

売ろうが、売らまいが、あんまり給料に差がありません。

しかし、ベンチャーの営業マンは違います。

売れれば、ダイレクトに自分の給料に反映されます。

綺麗ごと抜きで、お金は行動の原動力になることは間違いないので、どちらの営業マンに任せるかと言えば、ベンチャーかなと個人的には思います。

また、大手は物理的に管理物件も多いので、あなたの物件にまで手が回らないこともよくあります。

「家を売る」という目的だけを考えて、判断してください。

資本金が多いとか。

大手だとか。

そういうところはあまり関係ありません。

信頼できて、頑張ってくれそうで、地域に精通している不動産業者に依頼するようにしましょう。

依頼したら、信じて進むだけ

信頼できる不動産屋に依頼したら、あとは信じて進むだけです。

不動産の売買は運やタイミングによって大きく変わりますので、なるべく機会損失のしないやり方で販売してもらいましょう。

レインズにはしっかり掲載してもらう。

ポータルサイトのしっかり掲載してもらう。

チラシを入れてもらう。

既存の顧客に、新規物件の案内の電話をしてもらう。

最低限これくらいは、お願いしましょう。

そして、反応をみながら、タイミングを不動産屋と話あって、必要であるならば金額の見直しにもしっかり応じましょう。

意固地になって、金額を変えない行為も本来の目的に逸脱している行為になります。

目的はあくまでも「家を売ること」です。

頑固で意固地になると、賢く売ることはできません。

柔軟さと、臨機応変さで、機会損失は減らすことができるはずです。

今回の記事は以上です。

今回の記事で、賢く不動産を売る人が一人でも増えれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。