不動産営業マンという仕事の全貌【ノルマ・給与・休日】

転職しようと思って、年収を高い条件にすると、だいたい不動産系の仕事が上位に表示されると思いますが、どんな勤務体系なのかは情報としては少ないですよね?

求人広告には、いいことばかり書いていると思います。当然ですね。人が欲しいからです。

でも、世間的な不動産の営業のイメージってあまりよくありませんよね。

多くの人がもっている印象としては、こんな感じではないでしょうか?

  • ノルマがきつそう
  • パワハラがきつそう
  • 休みがなさそう
  • 勤務時間が長そう

でも、漠然としていて実際自分が耐えられるレベルなのか、どうなのかわかりませんよね?

不動産の営業への転職を考えているけど、情報があまりなくて困っているという人向けに、不動産業界に7年間従事した私が、綺麗ごと抜きですべてを書いていきたいと思います。

不動産営業マンという仕事の全貌

不動産営業マンという仕事の全貌

不動産の営業という仕事について、多くの人が気になる以下の6点について、重点的に解説していきます。

  • 勤務時間はどれくらい?
  • 休日はとれるの?
  • パワハラってあるの?
  • 職場の人間関係ってどんなの?
  • 給料ってやっぱりいいの?
  • 大手に入社したほうがいいの?

勤務時間はどれくらい?

会社によってバラバラですが、基本的な時間としては8:30~21:00くらいが一般的な業務時間だと思います。

普通の会社に比べれば長い部類に入るかもしれませんが、実はこの時間に仕事を切り上げて帰る人は少ないのが実情です。

不動産の営業は売り上げが全て、成果が全ての完全な実力成果主義の世界です。

なので、売り上げをあげるための行動をしないといけません。その一つがポスティングです。

ご自宅のポストなどにたまに入っていませんか?

「売り物件募集」のチラシや、「物件情報が掲載された」チラシ。

あれは、ポスティングのおばちゃんが配っている場合もあれば不動産の営業マンが自ら配っている場合も少なくありません。

しかも、それは勤務が終わってから配りに行きます。

よくチラシを撒く営業マンで月に2万枚~3万枚くらい撒きますので1日1500~2000枚のチラシを撒きます。

だから、めちゃくちゃチラシ配るのが早くなります。

機会があれば、動画にしたいと思います。笑

なので、会社はだいたい21時くらいに終わりますが、自主練のようなチラシ配りがあるので家に帰るのは23時から24時くらいの間になります。

大手にいけば、もう少し帰るのが早いと思いますが、でもだいたいこんな感じです。

実働時間で言うと、8:30~23時くらいなので13時間半くらいですね。お分かりの通り、けっこうハードな勤務時間であることは否めませんね。

不動産営業マンは満員電車に乗らなくていい

不動産営業の最大のメリットです。通勤に基本的に満員電車に乗らなくていいメリットがあります。不動産営業の仕事は車が必須です。

大手企業でしたら、会社で車を用意してくれている場合があるのですが基本的には自家用車で出勤して、自家用車で営業をするのが一般的です。

ガソリンは基本的に会社支給で、会社によったら車両手当として月に2~3万円でる会社もあります。

なので、いわゆる満員電車に揺られて消耗する生活からは解放されます。

休日はとれるの?

ここがネックです。休日はほぼ期待しないほうがいいかもしれません。

会社の休みは基本的に決まっています。不動産屋は水曜日がお休みです。時たま火曜日が休みで2連休を設けている会社もあります。

月の休みは平均で6日くらいで、多い会社で8日くらいでしょうか。

冒頭、休日はほぼ期待しないほうがいいと言ったのは、会社は休みですが、お客さん対応でお客さんのところに行ったりしないといけない事が多々あります。

火曜日や水曜日がお休みのお客様だって中にはいますから、その人が休みの時に書類の手続きや、物件の内覧や、お家の査定なんかの予定が入ります。

不動産営業マンにとって、それはご飯の種なので「その日休みなんです」なんて言っていたら他の不動産会社にお客さんは取られてしまいます。

お客さん相手のサービス業なので、休みはあってないようなものです。

電話も、休みの日関係なくかかってきます。銀行や司法書士や、他の不動産業者にお客さん。

しかも、取れるようにしておく必要があるので休みの日でも常に仕事スイッチはいれっぱなしにしないといけません。

長期休暇が至福

不動産会社の特徴は長期休暇が割と長いという特徴があります。

サービス業のわりに、しっかりゴールデンウィークやお盆に年末年始は休みます。

だから、長期休暇は取れると思ってもらって大丈夫だと思います。

しかし、お客さんのアポが入ったり、電話がかかってくることは日常の休みの日と変わりませんが。

パワハラってあるの?

パワハラあります。笑

でも、だいぶ世間がうるさくなったおかげで、大手は少なくなってきた傾向がありますが、まだ中小ではあると思います。

パワハラって人によってどう思うかによると思いますが、私は感じませんでしたが、人のよっては精神がおかしくなって、会社にトイレにこもって「う~」とうなる人もいましたし、営業に出たまま飛んで帰ってこなくなった人もいます。笑

では、どんなパワハラを受けるのか。

不動産会社は、何度も言いますが売上と成果が絶対です。

売上を作れない人間は、どんなに仕事のスピードが遅く、頭が良くてもカス扱いされます。その人の能力にあった仕事をあてがってくれるなんて言う甘い待遇は期待できません。

売上を上げるために、上司から激励が飛びます。人によってはそれをパワハラと感じるかもしれません。

答えの出ない質問を永遠にされて、精神を追い込まれます。

これを不動産の営業の世界では「詰め」と言います。

売上が上がらないと、詰められるわけですね。

例えば。

上司「今週なにで数字つくるの?」

営業「お客さんを案内します。」

上司「今週何本案内とれてるの?」

営業「一本です。」

上司「一本で売上作れるの?」

営業「いや…。」

上司「じゃあどうするの?」

営業「案内を増やします」

上司「じゃあぼーとしてないで案内とれよ」

営業「はい。」

みたいなループが毎日続きます。笑

さすがに暴力的なことはこのご時世ないと思いますが、アウトロー系の不動産会社にいけば、もしかしらあるかもしれません。

売るやつは最強

話を飛躍させたり、盛ってなくてこれが事実なのでこの話を聞くと委縮してしまうかもしれませんが、継続して売り上げを上げることができれば、いわゆる詰められることなどありません。

不動産の世界では売るやつが最強です。

日中、コンビニでサボって寝てようが。

朝遅刻しようが、予定があって早く帰ろうが。

毎週、数字を上げ続けることができれば何も言われません。

数字を上げ続けている間は、最高に居心地がよくなります。

職場の人間関係ってどんなの?

職場の人間関係は会社によるとしか言いようがないように思います。

上司がクレイジーなパワハラ野郎だった場合は社内の空気も張り詰めます。私が勤務していた1社目の大手不動産会社では私語禁止とかもありましたら、その空気たるや異常でした。

でも、仕事が終わると営業マン同士は仲良かったように思いますね。

一緒にチラシを撒いたり、お酒を飲みに行ったりしてましたから。

しかし、かたや優しい上司のいるところは和気あいあいとしていて、楽しそうな店舗もありましたね。

本当に、そこの店舗責任者によって人間関係は180度変わりますね。

飲み会が異常に多い

不動産業界特有だと思いますが、以上に飲み会が多いです。体育会系の人も多いのでお酒が好きな人が多いです。

週に1回は絶対あると覚悟したほうがいいです。

そして、それに参加しないことはお客さんをもらえなくなるかもしれないリスクが付きまといますから、上司の誘いは絶対です。

お客さんもらえないと死活問題ですからね。

給料ってやっぱりいいの?

給料は良いというのは少しニュアンスが違うかもしれません。

しっかり不動産を売ることができれば給料は、上がるというイメージですね。

不動産の営業の給与形態は「基本給+歩合給」である場合がほとんどです。

普通のサラリーマンのように、どんなに成績を残しても給料が一向に増えないといったような悲しい事態にはならないのはメリットと言えるでしょう。

しかし、まったく成果がでなく売ることができなかったら、基本給しかもらえなくて、しかも成果がでないことで精神的に追い込みをかけられますから、成果のあがらない期間が続くとしんどいです。

年収の目安ですが、普通にそれなり頑張っていれば500万円くらいはふつうに稼げると思います。

よく売る人で700~900万円くらいですね。

1000万円以上になると、いわゆるトップセールスマンの部類ですね。

給料は普通の企業に比べれば多いのは明白ですが、出費が多いのも事実です。

不動産の営業で成果を残していこうと思えば、やはり法人を相手にしていく必要があり、相手は一般のエンドユーザーではなく社長さんになります。

社長さんは、めちゃくちゃ身なりを見ていますのでスーツもいいスーツを買わないといけませんし、いい時計もつけていないよりつけているほうがいいのです。

靴も良い靴を履くほうが一目置いてもらえますし、気に入ってもらえます。

そういう物は総じて高額なので、一杯稼いでいても実際にお金は残っていないという人もけっこういてます。

年収は高いけど、それなりに使うところもあるというのが実情でしょう。

ただ、給料以外のお金もあったりします。「個人バック」という個人的にポッケないないできるお金のことです。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

大手に入社したほうがいいの?

不動産会社には大手と中小とわかれます。大手も入れ替わりが激しくて、財閥系でさえも常に募集をしている状態です。

大手と中小の違いは、ずばりお客さんの数にあります。

お客さんは不動産という高額な品物なので、基本的に安心を求めて大手の不動産会社にいきます。

そして、中小の不動産会社には、なかなか来ないというのが実情です。

私が思うのは、大手に入れるなら大手に入ったほうがいいと思います。

何事もそうですが、最初は数をこなさなければなりません。

件数も多いより少ないほうがいいですし、失敗もできれば早いうちにしたほうがいいです。

不動産業界の失敗は、直接大きなお金が動きますから守ってもらえる盾がないと失敗したときに怖い場合があります。

中小でしたら、失敗の内容によっては弁償させられる可能性もあります。

しかし、大手に入るには宅建の資格は必須でしょうから。

取得をしなければいけません。合格率15%くらいの試験なので、1年くらいしっかり勉強すれば受かります。

大手でまずは、件数をこなして色々なケースを勉強して、中小かベンチャーにいってガッツリ稼ぐのがいいのではないでしょうか。

まとめ

以上が、不動産の営業マンの仕事の全貌でした。

良い事ばかり書いてもしょうがないので、事実を書きました。

でも、私は不動産の営業をしてすごくよかったと思っています。まずセールスを学べたところ。そして、若くして1,000万円以上のお金を稼げたこと、お金持ちとたくさん会うことでメンタルブロックが解けた事。思い返すとたくさんのいい経験がありました。

どんなことでもそうだと思いますが、不動産の仕事も最初はしんどいと思います。

上司に罵倒されるようなこともあるでしょうし、思うように売り上げが上がらなくて自分を責めたくなることもあるでしょう。

でも、一歩一歩クリアしていけば結果は必ず後から付いてくると思います。

そして、その結果についてのリターンがあるのも不動産業界のいいところですね。

自分も成長できる素晴らしい職業だと思います。