【考察】あおり運転殴打でみるネット社会の歪み【宮崎・喜本容疑者】

Hello World!!
杉山です。

今、一番話題のホットなニュースといえば、「あおり運転殴打」のニュースですよね。

知らない人はいないと思いますが、いちおう簡単に説明しておくと。
高速道路を走っていたところ、被害者があおり運転のターゲットにされて、あおられ、高速道路の真ん中で停車させられたり、恫喝されたりして、最終的には高速道路の左側車線に停車させられ、加害者が車から降りてきて、車に乗っている被害者の顔を5発殴ったという事件です。

動画をいちおう貼っておきます。

まあ、ひどい映像ですよね。

このニュースが流れてから、男は1週間くらい逃げ続けて、やっと逮捕されました。

この人が、宮崎容疑者です。

そして、ガラケーを撮影して、殴打している自分の恋人である宮崎容疑者の手を一切止めることなく、逆に加勢した女性も逮捕されました。

この女性が、通称ガラケー女こと、喜本容疑者です。

逮捕されてからも、様々な情報がワイドショーなどで取り上げられて、最恐の犯罪者像が作り上げられています。

もちろん、宮崎容疑者も喜本容疑者も、ものすごく悪いです。

私もよく車を運転するのですが、こういうことがあったら怖いなと思います。

こんなことをする人は、免許取り消しにして、10年くらい再発行できないようにしてほしいとは思います。

しかし、今回は「容疑者がした悪事」について深堀するのではありません。

容疑者がした悪事は当然許される行為ではありませんし、「容疑者のここが悪い」と指摘する記事はネットを探せばいくらでもあるでしょう。

なので、容疑者がした悪事については、あまり深堀せず。
こういう事件があった時の世間の反応について、書いていきたいと思います。

ワイドショーが煽るせいもあるのか、ネット上でも常に燃えっぱなしな状態になります。

でも、このネット上で燃えるのが、どうにも違和感に思えてならないのです。

自分は当事者ではありません。
被害者でもありません。

もっというと、本当に被害者には1mmも落ち度がなかったと言えるのかどうかすら判断する材料や情報が不完全でありながら、異常なまでに容疑者叩きが過熱しています。

一種のネット社会の歪みのようにも感じます。

今回の記事はそんなお話です。

あおり運転殴打でみるネット社会の歪み【宮崎・喜本容疑者】

あおり運転殴打でみるネット社会の歪み【宮崎・喜本容疑者】

正義を振りかざし、叩ける相手を探しているようにも思える

まず、この宮崎容疑者のインスタグラムとみられる以下のリンクを見ていただき、投稿のコメント欄に注目してください。

宮崎容疑者のインスタグラム

一番最新の投稿で、約5000個弱のコメントがついています。

しかも、その全てが誹謗中傷のカキコミです。

事件の利害関係者が、容疑者に腹を立てているからカキコミするなら、まだ話はわかります。

警察に捕まって、腹立たしさのはけ口がないので、容疑者のSNSに攻撃するのなら、まだ話はわかりますが…。

これ、書いている人他人なんです。

ニュースを見るまで、この宮崎容疑者のことを知る由もなかった人たちばかりなのです。

そんな他人である人達は、自分が被害にあったわけでもなく、自分の身内や友達が被害にあったわけでもないのに、血相変えて、怒り、誹謗中傷のカキコミをしているのです。

これ、なんか変じゃないですか?

もちろん、こんな人が道路を走っていると思うと怖いです。
その気持ちはわかります。

しかし、被害にもあっていない第三者がこのニュースを見て考えなきゃいけないことって、「自分だったらどうするか」だけでよくないですか?

自分があおり運転を受けたらどうするか。
今回の教訓であれば、窓を開けてしまったから殴られたので、窓を開けてはならないということを学べたはずです。

または、腕っぷしに自信がある人であれば、相手が出てくるのと同時に自分もでていって、戦うかのどちらかでしょう。

どちらにせよ、座ってシートベルトをしたままであれば抵抗もできず、殴られても反撃ができないことを学べましたよね。

それで、このニュースは終わりのはずです。

後は、被害者と加害者と警察の話です。

それに関して、どうこう部外者である一般人が口をはさむのはお門違いです。

だって、全く関係ないんですから。

しかし、ネット上では、さも自分が被害を受けたかのように、容疑者をめった叩きにしています。

私が考察するに、この状態って「叩ける相手を常に探している人達」がネット上には膨大な数いるのではないかと思いました。

しかも、「正義の名のもとに、叩ける相手」です。

今回の容疑者も、どこからどうみても悪いので、かっこうの的になってしまいます。

正論を振りかざし、正義のヒーローでもなったかのような執拗なカキコミは、「この事件を受けて、今後どうしていくか」ではなく、日ごろ溜まっている自分のストレスのはけ口として利用しているようにしか見えません。

今回の容疑者が、一部の報道では「弱そうな人を探して、あおり運転のカモを探していた」とありますが、「正義を振りかざし、叩ける相手を今か今かと待ちわびている人達」と私からすればなんら変わりはありません。

カキコミをしたって、問題の根本解決にはなりません。

自分に利害関係のないニュースを見て学ぶべきは、「自分に起きたら、こういう対処をしよう」とそう考えるだけで事足りるのです。

後は、執拗に容疑者に粘着せずに、自分の人生について考えたり、行動したり勉強したりするほうが、よっぽど身になるし、建設的だと思います。

全然関係のない第三者が多大な損害を被る

今回、ネットでは燃えに燃えて、ワイドショーでモザイクがかかっていた時に、ネット民は「犯人捜し」を始めました。

誰が流した情報かはわかりませんが、全然関係の無いひとが最初、ガラケー女と特定されて、燃えました。

たぶん、宮崎容疑者とインスタグラムで相互フォローしていたという理由だけでです。

すると、どんどんネットは燃えて、しまいにはその人の悪口まで書き始めます。

全然関係のない人なのに。

私がちらっと見ただけでも、ひどい内容の誹謗中傷のカキコミがありました。

そして、宮崎容疑者が逮捕されたと同時に、ガラケー女もつかまり世の中に、ガラケー女は喜本容疑者だったということがわかったと同時に、デマであったことがわかりました。

これは悲惨ですよね。

その方は、現在訴訟の準備をしているようです。

「犯人特定していないのに、不用意に誹謗中傷してしまった人」はもしかしたら、裁判に行くことになるかもしれません。

日頃のストレスのはけ口として、正義を振りかざし、誹謗中傷するという行為はその時は気持ちいいのかもしれませんが、このような訴訟問題に発展する場合もあります。

今回、全然関係ないのに犯人と勘違いされ、ネットで叩かれまくった人も可哀相ですし、デマ情報に踊らされて、誹謗中傷のカキコミしてしまって裁判沙汰になる人も自業自得ですけど可哀相です。

これ、誰も得しないんですよ。
結局。

新しい標的があらわれれば、きっとこの事件も風化する

ワイドショーも、ネット民も、また新しい標的が現れれば、民族大移動のごとく、そっちに流れていくことでしょう。

記憶に新しい、「紀州のドンファン」とか「日大アメフト部タックル」とか、連日ワイドショーでやっていて、当時も例のごとく、ネットで荒れていましたが、現在あの話をする人はいませんよね。

事件の今後が気になるからって、裁判の傍聴に行った人が何人いたでしょうか。

きっと、いませんよね。

吉本の闇営業もそうです。
最初、宮迫さんを叩いていたけど、社長がでてきて、「いいターゲット」ができたら民族大移動で、宮迫さんから吉本の社長に一気に標的が変わりました。

民意なので仕方がないといわれればそれまでですが。

日本にはもっと議論すべき問題がたくさんあることも忘れてはいけません。

血相変えて、正義を振りかざすのもいいですが、「放っておいたら大変なこと」が日本にはたくさんあります。

年金2000万円問題も、話が終息にむかっていますが、あの問題こそ、もっと燃えるべきではないですか?

現在の日韓関係も、そうですし。

自分の利害関係のないことに、血相変えて腹を立てている場合ではありません。

年金2000万円問題とか、日韓関係のほうがよっぽど利害関係があるんです。

年金なんて、もらえないよりもらえるほうがいいに決まっているし、日韓関係なんて戦後最悪とまで言われているので、ヘタすると、戦争とかにもなりかねません。

どうせ、熱く、血相変えてカキコミをするなら。
民意が、影響を与える政治的な問題にカキコミをするべきではないでしょうか。

私は、今回の事件を見て、そんな風に感じました。

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。