住宅購入のタイミングは消費税増税前に駆け込みするべきか?

Hello World!!
杉山です。

10月から消費税がいよいよ、8%から10%に引き上げられます。

もう、期間にして約1ヵ月後には消費税は10%になります。

消費税増税があれば、増税前に購入しようという「駆け込み需要」が発生しますよね。

そして、住宅購入の場面でも顕著に駆け込み需要が現れます。

大きな買い物であるので、当然ですよね。

何千万円の買い物で2%違うだけでも、けっこうな金額になるので、マイホームを欲しいと考えられている人にとっては、消費税増税前に買ってしまおうかと悩まれる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、不動産業界に7年程度いて、第一線で不動産の市況を見てきた私が、「住宅購入のタイミングは、消費税増税前にするべきなのか?」という疑問を解決するべく解説していきたいと思います。

どちらにせよ、もう1ヵ月しかありませんので「出来上がっている新築」を購入するか、「中古住宅・マンション」を購入する人に限定されますが、もしタイムリーに消費税増税前に駆け込むかどうかで悩まれている方がいらっしゃれば、お役に立てると思いますので、是非、最後まで読んでください。

また、注意点ですが、一個人の意見で、あくまでも予測になりますので、今後の不動産の市況を100%言い当てるものではありませんので、あまり盲信はせずに、参考程度に感じていただければ幸いです。

住宅購入は消費税増税前に駆け込みするべきか?

住宅購入は消費税増税前に駆け込みするべきか?

住宅で消費税が関係する部分を網羅しよう

まず、住宅購入のタイミングで消費税がかかる部分について理解するところからはじめましょう。

知っているようで、意外とみなさん住宅のどの部分に消費税がかかって、どの部分にはかからないのかをしっかりと理解されていません。

では、一戸建てを購入するとして、金額が3,000万円のお家だったとします。

現行の消費税であれば、8%の240万円が消費税になるとお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、実はこれは間違いです。

一戸建てをばらして考えたときに、「土地」と「建物」に分かれます。

「土地」と「建物」がセットで一戸建てといって、金額が3,000万円というのは「土地」と「建物」合わして金額です。

しかし、消費税がかかってくる範囲というのは「建物」のみになります。

「土地」は非課税になるので、「土地」は消費税が無税になるのです。

仮に、「土地」と「建物」セットで3,000万円のお家のそれぞれの内訳が、「土地:1,500万円」で「建物:1,500万円」だったとすると、この「建物:1,500万円」の部分しか、消費税がかからないのです。

なので、8%の現行の消費税であれば120万円になります。

増税されて10%になれば、150万円になり、消費税増税前とその後では30万円の差になります。

この場合は、30万円ですけど、各家庭で住宅購入の予算を考えて、消費税増税前に買う場合と、その後に買う場合とを計算して、その額が駆け込みするに相応しいメリットがあるかどうかを判断することが損をしない為には非常に重要です。

思考停止して、消費税増税するから、単純に安くなるからという理由で駆け込みをしてしまうのは、あまりのも無謀です。

その先の市況や、東京オリンピックや大阪万博やIRなどのポジティブなニュースがある一方、止めることができない、少子高齢化、モノがインターネットに繋がる時代で、モノをシェアするのが主流になるこの先の未来で不動産市況がどうなるかを総合的に考えて判断しなけければいけません。

また、一つ補足ですが。
中古住宅を検討されていて、かつ売主が一般個人の場合であれば消費税自体、非課税になりますので、住宅本体の金額に消費税がかからないことになりますので、消費税増税前のメリットを享受できる場面というと、仲介手数料の消費税だったり、リフォームの消費税だったり、比較的金額としては少なくなります。

中古住宅で消費税がかかる場合は、売主が課税業者(法人や、個人授業主)である場合のみになりますので、ここもしっかりおさえておきましょう。

目先のお得さを取るなら「買い」となります。

目先のお得さを取るなら、「買い」でしょう。

シンプルに考えれば8%の時に買う方が、10%の時に買うよりも安く買えるのは変えようのない事実です。

なので、目先のお金を考えれば「買い」となります。

不動産屋も、消費税増税前に購入をせかしてくることもあるでしょうし、ワイドショーなどでは消費税増税前に購入しておく商品特集も組まれるでしょうから、国民が関心の高いテーマと今後どんどんなっていくでしょう。

しかし、目先だけを重視してしまうと、結果的に損をしてしまったということにもなりかねませんので、前述した通りに将来的な市況や、日本の情勢などを鑑みて、判断を下す必要があります。

前述の例をだすと、価格が3,000万円の住宅で、「建物:1,500万円」の場合では消費税は現行では、120万円です。

消費税増税後であれば、150万円となり、その差は30万円です。

30万円は大きいお金ですが、市況の変化により不動産の価格が暴落することを思えば、30万円なんて実は誤差の金額でしかありません。

目先の金額に囚われて、「30万円、お得に買えた」という心の満足感を得ることも大切ですが、その先を読みつつ、最良の選択をしたあかつきに得られる経済的な損失回避のほうが私は大切だと思います。

消費税増税前に駆け込みするよりも、東京五輪後がねらい目

ここからは、私の私見ですが。
私は、消費税増税前に駆け込みをするよりも、東京五輪が終わったあたりがねらい目かなと思っております。

住宅購入の欲しい理由が千差万別でありますので、「今買わなければいけない」という人もいるでしょう。

そんな人達に、無理に東京五輪まで待ちましょうという気はないのですが、長期的に投資の観点からみれば、消費税増税前に購入するのはナンセンスかなと思います。

前回の2014年の5%から8%に消費税増税するタイミングで、駆け込みで購入出来た人は今振り返ると、大きく得をしています。

2014年は不動産の市況も悪く、冷え込んでいたので不動産は安かったのです。

その後、東京五輪が決まり、大阪万博が決まり日本にも明るいニュースが溢れかえり、経済も活性化しました。

インバウンドも活発になり、中国マネーが日本の不動産市況にも流れてきて、不動産は買われ、値段が右肩上がりで上がっていきました。

私の居住地は大阪なので、大阪の情報しか知りませんが、大阪でいっても2014年に比べれば、相場全体としてはかなり上がっていると判断できるでしょう。

2014年増税前に駆け込めた人は、買ったときよりも高く、家を売却できる人も少なくないと思います。

しかし、この状態は2014年の消費税増税前の駆け込みが引き金で、不動産の相場があがったのではなく、2014年の消費税増税のタイミングと、経済が冷え切っていたタイミングがたまたま重なったためであるという見方ができます。

そう考えたとき、現在の経済はどうでしょう。

私は、「上がっている最中」だと思っています。

東京五輪まで、もう少し上がるかもしれませんが、東京五輪が終わると少し冷めるでしょう。

消費税増税後から東京五輪までの間も、消費は落ち込みます。

インバウンドも少し下火かかっていますので、不動産の市況は決して明るいという見方はできません。

2014年から上がり続けてきた、不動産の価値が今後様々な要素に起因して上がり続けるとは考えにくいでしょう。

どちらかというと、少しずつ下がってくる可能性のほうが高いように思います。

なので、私の意見としては今が「買い」ではなく、少し様子を見つつ、市況の動向を判断して、東京五輪後、冷え切って消費も落ち込み、不動産の値段も下がった「押し目」で購入すれば、一番リスクは低いと考えます。

是非、こんな意見もあるのだとご参考にしてみてください。

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。